ステップ1:Apple Payでキャッシュレス化&お金の流れをシンプルに!
お金の管理で最初にやるべきことは、「使うお金の流れをとことんシンプルにすること」です。
現金払いがあちこちに残っていたり、銀行口座やクレジットカードが何枚もあったりしませんか?
これだと「どこからお金が出ているのか」が分かりづらくなり、家計の全体像を把握できません。
さらに、管理する口座やカードが多いと、以下のようなデメリットだらけです。
まずはここを整理して、土台を整えましょう。
まずは「4つの整理」を実践しよう
まずは、以下の4つを実践してみてください。
これを行うだけで、支出の流れが驚くほどスッキリして、“お金の見える化” が一気に進みます。
解約や整理は少し手間がかかりますが、一度やってしまえば将来の管理コストが劇的に下がり、本当にラクになります。
ここは少し頑張って、一気に片付けてしまいましょう!
支払い方法は「Apple Pay+1つのQR決済」で十分
「キャッシュレス」といっても、たくさんの決済方法を持つ必要はありません。
Appleユーザーなら、以下の2つがあれば十分です。
これ以上増やすと管理が複雑になり、チャージ残高の把握も面倒になります。
「nanacoやWAONは使わないの?」 と思うかもしれません。
たしかに特定の電子マネーを使えば0.5〜1%ほどのポイント還元はありますが、そのために残高を気にしたり、お店ごとに使い分けたりする『管理の手間』が発生します。
「管理の手間」も目には見えないコストです。
家計管理の仕組み化においては、目先の数ポイントよりもシンプルさを最優先し、Apple PayとQR決済に絞ることをFPとしても強くおすすめします。
クレジットカードは“生活に合った1枚”を選ぶ
クレジットカードを絞るときは、ポイント還元率だけで選ばないことが大切です。
重要なのは、「自分の生活スタイルに合っているかどうか」。
普段よく使うお店やサービスで自然にポイントが貯まるカードを選べば、お得を意識しなくても自動的にポイントが貯まっていきます。
ご参考までに、私の構成をご紹介します。

私のカード構成はこれ!
メイン:JCBゴールド サブ:住信SBIネット銀行のスマホデビット(Mastercard
① メイン:JCBゴールド
理由は、自分の生活圏でポイントが貯まりやすいから。加えて、サポートのつながりやすさやセキュリティの安心感も重視しています。
② サブ:住信SBIネット銀行のスマホデビット(Mastercard)
JCBが使えないお店や、コストコなどMastercardが必要な場面で使っています。
もともと住信SBIは銀行のキャッシュカードでしたが、今は「アプリでATM」機能で現金を下ろせるため、物理カードはデビット機能専用になりました。
Apple Payは家計管理の中心ツール
Apple Payは、支払いのたびに自動で明細が残り、後述する「家計簿アプリ」との連携もスムーズです。
iPhoneひとつで支払いから記録まで完結できます。
さらに、Apple Watch があれば、iPhone本体を出す必要すらありません。
コンビニでも、スーパーでも、改札でも、手首をかざすだけ。
このストレスフリーな体験こそ、Apple製品で家計管理を「仕組み化」する最大のメリットです。
まずは、「お金の流れをシンプルにすること」。
ここが、家計管理の最強の第一歩です。
ステップ1クリア!まずは「お金の通り道」が整いました
ここまで、お疲れ様でした!
不要なカードの解約や、支払い方法の変更など、ステップ1は地味で面倒な作業が多かったと思います。
ですが、これであなたの家計からは「使途不明金」を生み出す複雑なルートが消え、シンプルで強固な「お金の通り道」が完成しました。
• 入るお金(給料など)
• 出るお金(生活費・カード払い)
この入り口と出口が整理されたことで、ようやく「家計をコントロールする準備」が整ったのです。
次は、この整えた通り道を流れるお金を、「スマホひとつで、自動的に見えるようにする」作業です。
ここから先は、面倒な作業をすべてデジタルで『自動化』していきます。面倒なレシート入力とはサヨナラしましょう!

